第4話「公園の多い街」


ストーリー(5)

母親「龍くん、今日はどこの公園、言ってみようか?」
龍之介「あそこ。」

“と、そのときでした。”

怪しい仮装の女性が。

母親「何かあるんですか?どっかでお祭りか何か?」

トマト「いえ、一種のオリエンテーリングなんです。」
母親「オリエンテーリング?」
トマト「ええ、ただ歩くだけじゃ、つまらないから、仮装して歩くことにしたんです。」
母親「あなたは、何?」
トマト「トマトです。」
母親「龍くん、トマトさんだって。」
龍之介「(苦笑)」
トマト「(笑)。この辺の人って、あまり、じろじろ見てくれませんね。笑われたり、指差されるの期待していたんですけど。肝試しの意味もあるものですから。」
母親「わたしは、びっくりしたわ。びっくりして、付いて歩いてるわ。いったいどこまで行くの?」
トマト「大きな、萱の木がある公園だそうです。(地図を見て)もうすぐなはずです。」
母親「大きな萱の木がある公園?おねえさんについてってみようか?」
龍之介「はあい。」

3人は、萱の木がある公園に到着する。

絵を書いている人や、

公園を歩く人と孫娘もいる。

*「おそいよ。」
*「どうしたの?」
*「迷ったの?」
トマト「ゴメンナサイ。ゴメンナサイ。ゴメンナサイ。遅くなりました。」

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