第4話「公園の多い街」


ストーリー(1)

公園にやってくる。若い母親。

ふと、周りを見渡すと、3人の老婦人がベンチに座っている。

その、老婦人の一人が、若い母親に声をかけてくる。

*「どうぞ。」
母親「すいません。」

若い母親は、そこへ座らせてもらうことにする。

*「いかがですか」

老婦人は、若い母親に、ジュースを振舞おうとする。

母親「すいません。」

老婦人と若い母親は、話し始める。

*「おじょうさん。この近く?」
母親「わたし、子供がいるんです。」
*「まあ。お若いわね。」
*「そんなに見えないわ。」
*「まだ、お嬢さんかと思ったわ。」
母親「昨日、すぐこの近くのアパートに引っ越してきたばっかりなんです。今朝、早く目が覚めちゃったんで、今日から、自分が住む場所、どんなところか、ちょっと探検してみてたんです。子供の眠っている間に。」
*「それで、こんなお早い時間に。若い女のおかたは、珍しいと思いましたよ。」

母親「私、子供と二人暮らしですから。」
*「大丈夫。そのうちにきっと、お友達ができますよ。」

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