第1話「大山の見える街」


ストーリー(5)

田園都市線たまプラーザ駅。

付近を、ジョギングする、ケイと省吾。

もと子ととめがお茶を飲んでいると、きえが家に帰ってくる。そして、帰ってきた早々、きえに、とめは、柴山家に贈り物を届けてもらうように頼まれる。

きえ「えー。いやだー。」

きえは、いやいやながら柴山家に届けにいく。

夜、テレビを見ながら、功一ときえが会話。

功一「竹やぶ残しとけやなんて、あんなに自信もっていわれちゃ、言い返せないよな。このままじゃ、俺の代には持ちきれない。って言ってやろうと思ったのによ。」

きえ「わたしだって、おばあちゃんには困ってるよ。今日だって、柴山さん家まで、お遣い行かされて、今度は、どくだみ干してあげるなんて張り切っているよ。お薬になるからって。」
功一「まったく、なに考えてるかわからないよ。」
きえ「ねえ。冗談じゃないよ。私だって忙しい。」

嘉一に、テレビを消される。

嘉一「お前たち、いい加減にしろ。功一、やっぱりじいちゃんには、たてつけんだろう。あたりまえだ。何百年も実験済みのこと言ってるんだ。そりゃ、時代が急に変って、じいちゃんは、裏山ごと消えてなくなっちゃうかもしれん。だが、じいちゃんの言うことは、しっかり覚えていて、おまえのおばに伝えろ。きえもだ。あの外国から帰ってきた子のほうが、よっぽど、ばあちゃんから、いろんなことを習おうとしている。負けるぞ。」

きえの部屋で、

功一「きえ、おまえ、じいちゃんが、山へ、雨乞いにいった話。知ってるか?」
きえ「なにそれ。いつ?」
功一「知らないだろうな。」

功一が、洗車をしていると、ケイと省吾がジョギングしているところに出くわす。

功一「こんにちは。今日は、どこまで行ってきたんですか?」
省吾「あざみ野通って、鶴見川まで歩きましたよ。」

功一「最近、調子よさそうですね。」
省吾「おかげさまで。」
ケイ「なので、来週は、大山へ上ろうと言っているんです。」
功一「大山へ?」
省吾「娘が行きたがってるんですよ。」
ケイ「お父さんだって、登ってみたいって言っていたじゃない。」
省吾「ケーブルカーを使わずに、自分の足で歩いてみようと思ってるんです。あなたの爺さんの話を聞いてから、ずっと考えていたんですよ。」
功一「はあ。」
ケイ「それじゃ。また。」

ケイと省吾がその場を離れようとしたとき、功一は2人を呼び止める。

功一「ぼくも行ってもいいですか?」
ケイ「え、本当に?」

そして、3人で、大山を目指すことに。

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